BR Mk.1の食堂車です。作りは丁寧で、台車のディティールもしっかりしていました。ただ、Mk.1の側面の独特のふくらみに魅力を感じている人には少々物足りない造形でしょう(NゲージのMk.1にはすごく丸いものもありますからね)。椅子、テーブルの表現は簡素ですが、実車も簡素なので問題ないでしょう。
実車は急行や特急に使用されていたようです。また、「BUFFET」の表示もありますが、実際はドリンクやスナックを販売する売店のようなもので、模型の内装でも大きな売店部分(?)が確認できます。サハシ153や165のような「ビュッフェ」ではないようです(かつて急行「佐渡」に連結されていたサハ164の売店をイメージすると分かりやすいかもしれません)。
レイアウトで使いこなすにはそれなりの数のMk.1を持っている必要があります。私はそこまで数の持ち合わせがないので、操車場の脇に置いて「急行を受持つ客車区」にしています。色がBR maroonなので、現役時代を再現するのであれば、チョコレート&クリームやグリーンのMk.1と併結しなければあまり問題を起こさないはずです。逆に保存鉄道を再現するのであれば何と併結してもいいので、1台は持っておきたい車両でしょう。